こんにちは、喜至です。
前回は会社でのポジションどりの話をしました。
今回は私の経験を具体例にしてお伝えしたいと思います。
【①部署内でだれもやりたがらない仕事、上司が苦手としている仕事を見つける】
私の場合、この仕事が知財業務でした。
私の会社で知財の仕事は認識されていないレベルで、担当者も一人で閑職扱いでした。
そもそも特許出願自体、年に0~2件程度しかなく、
(技術が肝の製造業がそれでいいのか( ^ω^)・・・)
それで十分だと会社は認識していたみたいです。
しかし、4年ほど前に状況が変わりました。
上層部の人間が親会社の人間に徐々に入れ替わり、親会社では知財について一定のリテラシーがあったため、子会社にも知財の波がきました。知財業務は本来、開発業務と密接に関わりながら実施するものですが、知財は法律なので文系的な知識として分類され、理系ばかりが集まる開発部署では専門知識がないと理解することも活用することもできない分野です。(前回の記事でお話しした”専門性”の部分ですね)
しかし、下の人間はいままでだれも知財のことなんて勉強したことがないひとばかりで「何をしていいのかわからない。」「普段の開発業務で手一杯なのに特許を出すとかパテントのクリアランスをやるなんて冗談じゃない」という雰囲気です。
私は逆にここがポジションを確保するチャンス、勝負所だと思いました。
全体のレベルが低くて、みんながやりたがらない専門的な仕事なんてそうそうありませんし、この時、私はまだ役職もない平社員でしたからここで先輩、上司より抜きんでた武器を手に入れると決めました。
【②部内でできる人がいない、またはできてもレベルが低い仕事を選ぶ】
元々、知財の業務は一人の担当者の方が行っていましたが、その方も専門的な知識を持っているわけでもなく、他の業務との兼業、片手間でやっている状態でした。
担当者自身のやる気もなく、ほとんどの仕事は特許事務所任せで知財業務をやっているというよりは事務作業をしているという感じです。
専門的な話になると「分かりません、特許事務所に聞いてみます」としか言いません笑
おかげで会議をしては特許事務所に見解を聞いて、会議して・・・を繰り返していて話が一向に進みませんでした笑
まさにポンコツ!存在意義なし!
この状況ならちょっと勉強すればすぐに優位なポジションが確保できると思い、ますます知財業務が魅力的に見える状況でした。
長くなるので別記事でつづけます。
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