お疲れ様です、喜至です。
外国特許の査読ができるようになりたいと思い、私の勉強がてらに外国の公報内容を紹介をしてみたいと思います。
特許を取得したAR(拡張現実)関連技術
該当の特許はUS10,217,288(B2)で2019年2月26日に登録されたようです。
発明の概要はスマホのようなモバイル機器を通して見ている景色に情報を追加する事ができる技術のようです。
追加された情報は人と建物の位置関係が変わっても追従するようになっており、ナビなんかで応用されそうですね。
明細書を見ると、スマホやタブレットだけでなく、ヘッドマウントディスプレイなどの使用例も開示されています。
発明の概要はスマホやタブレットを通して見ているAR空間にオブジェクトを配置でき、そのオブジェクトを操作、編集できる機能のようです。
ただの箱が置いてある机がタブレットを通すと道や木が生えているのが分かります。
こちらの発明も人の位置によって映像が追従するようです。
街や建物の外観や配置を現地でシミュレートできるようになりますね。建築の分野なんかで応用できそうです。
AppleのAR関連技術の出願動向
AR技術の出願動向を調べてみました。紹介した2つの特許の筆頭IPCとなっている「G03F 3/*」で絞り込み、タイトルや全文に「Augmented reality」が含まれている出願を調査しました。
ここ5年の出願件数1位はマイクロソフトで、Google、サムスン、ファーウェイと続きます。Appleは16位となっており、バブルチャートをみても最近力を入れ始めたのが分かります。マイクロソフトはかなり前から現在まで継続して出願を行っており、技術投資が多いと思われます。今回のAppleの特許がどの程度の影響を与えるかは不明ですが、数の上では他社を追っかける形となりそうです。
以上です、いかがでしたか?
今後もちょこちょこと企業の技術投資情報を記事にしていきたいと思います。
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